Paris promenade
2020-09-15T00:19:25+09:00
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Paris*旅のかけら*
Excite Blog
Paris 2009 9ème jour Au revoir,Paris…
http://chikaparis.exblog.jp/9047677/
2009-10-03T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:06:33+09:00
2009-10-02T19:15:59+09:00
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Paris 2009
10日間のParisの旅も、とうとう帰国の日を迎えた。
旅の前半は曇り続きだったParisの空も、後半には気持ちのよい青空が広がり、本日も快晴。
寒さにやられそうになった日もあったけれど、Paris最後の日が晴天で嬉しかった。
終わりよければすべてよしということで…(!?)。
今日は10時にお迎えの車が来る予定なので、それまではホテルでのんびり過ごすことにした。
まずは朝ごはんを食べにホテルのレストランへ向かう。
毎日こんな朝食を頂いておりました。
どちらかといえば質素なメニューだったけれど私達には充分だったし、クロワッサンが美味しくて嬉しかった。
なぜかいつもケチャップがあったりなかったりで、その辺はいい加減なフランスらしい。(そして毎朝ケチャップを頼む夫なのだった。笑)
ホテルにはいろんな国籍の人々が宿泊していて、毎朝人間ウォッチングをするのが楽しかった。
さて、朝食をたいらげチェックアウトを済ませると、タイミングよくお迎えの車が到着。
愛するParisの街に別れを告げながら、空港へと向かう。
シャルル・ド・ゴール空港に到着。
まずはデタックス(免税)の手続きに窓口へ。
購入した商品をろくに確認もせず(さすがフランス)あっという間に手続きは終了。
返金はクレジットカードではなく現金(ユーロ)で受取ることにしたので、楽ちん♪
最後まで心配だったスーツケースの重量は、19.2kgでギリギリセーフ!!! ほーーーーっ。
ラデュレのマカロンもまんまと手荷物で機内に持ち込んだし(没収されるというコワイ噂あり)、めでたしめでたし♫
帰りの飛行機は、初めて搭乗するエール・フランス。
エコノミーなのに食事の前にはアペリティフのシャンパン(本物のシャンパーニュ!)がサービスされ、まだフランスが続いているようで嬉しい!! 機内食も美味しかったな♪
機内ではほとんどの時間を爆睡して過ごし、あっという間に韓国・仁川空港へ到着。
そして飛行機を乗り継ぎ、無事に福岡へと帰ったのだった。
4年ぶりのParisは、まったく変わることなく私達を迎えてくれた。
常に新しいものが生まれ変貌を続ける日本と違い、いつ訪れても変わらないParisの美しい街並み。
人々を魅了する芸術の数々。個人主義で気まぐれなParisの人々。
きっと訪れる人の目線によって、いろんな表情をみせる不思議な街、Paris。
何度訪れても、少々嫌な目にあっても(!?)、私にとってParisは憧れの街であり、そしてそれはこれからも変わらないだろう。
私は、きっとまたParisに戻ってくると思う。
それは1年後かもしれないし、もしかしたら10年後かもしれないけれど。
********
大好きなParisから我が家に戻ったとき、心からほっとした自分がいたことが嬉しかった。
私の帰る場所。
「旅に出る」ということは、「自分の居場所を再確認すること」なのかもしれない。
最後に…
一緒に旅をしてくれた夫、そして、長い旅行記に付き合ってくださったみなさん、ありがとうございました!
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Paris 2009 8ème jour Paris1区のレストラン 【Willi's Wine Bar】
http://chikaparis.exblog.jp/9046533/
2009-10-02T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:09:37+09:00
2009-10-02T13:47:56+09:00
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Paris 2009
サントノレ通りからパレ・ロワイヤルへ。
緑溢れるパレ・ロワイヤルを散策した後、まだ少し時間があるので近くのパッサージュを覗くことにした。
それは、とても素敵なパッサージュ、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)。
Parisで最も美しいパッサージュといわれる、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ。
ガラス張りの天井やタイルモザイクの床、アンティークの電灯。
残念ながらほとんどのお店が閉店していたけれど、その美しい建物を見るだけで大満足♪
いつかあの素敵なサロン・ド・テ、ア・プリオリ・テ(A Priori The)でお茶したいなぁ。
さて、本日のディナーに選んだのは、ギャルリー・ヴィヴィエンヌから程近い場所にあるWilli's Wine Bar(ウィリーズ・ワインバー)。
イギリス人オーナーが経営する、Paris1区にある人気のWine Barである。
地元でもとても人気があるWine Barということで、店内は賑やか。
カウンターは常連と思われるお客さんでいっぱいだし、テーブル席も満席。
やっぱりフランスはワインの国なのねぇ~。
さっそく我々もワインを選ぶことにしましょうか♪
豊富なワインリストの中から、ソムリエのおすすめを聞きながらワインを選びます(夫が)。
まずは今回の旅を振り返りながら、夫とシャンパンで乾杯!
この旅を無事に終えられそうなこと、お天気にも大体恵まれたこと、なによりParisを満喫できたこと…
旅の想い出を語り合いながらグラスを傾け、Paris最後の夜がはじまります。
まずは前菜。
アボカドと蟹のサラダにキャビアが添えられています。美味しい~。
メインは2人ともフランス特産のシャロレー牛を選んだ。
なんだかんだ言っても、牛肉が一番好きな私達。
今回Parisで食べたものの中で一番美味しかったかも…(笑)。
こちらのレストランのメニューは、プリフィクススタイル。その日のメニューから好きなものを選びます。
デザートのりんごのコンポートも美味しくて大満足!!
最終日のディナーもハズレがなくて、今回のレストラン選びは我ながら素晴らしかった♪
どのお店も甲乙つけがたい美味しさだったなー。
もちろん、まだまだ行きたいお店や食べたいものがたくさん!
次にParisを訪れる日を夢見て、日本へ帰ってからも研究に努めなければ(!?)。
ピラミッド(Pyramides)駅からMétro14号線に乗り、マドレーヌ(Madeleine)駅まで戻ってきました。
寂しいけれど、今夜はParisで過ごす最後の夜。
美しいParisの夜景や魅力的なショップのディスプレイ。
この8日間、毎日眺めていたParisの景色も、これで見納めと思うと寂しい~!!!
そんなわけで、なかなかホテルまでたどりつけない私達でした(笑)。
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Paris 2009 8ème jour 買物は楽し 【Rue Saint Honoré】
http://chikaparis.exblog.jp/8959414/
2009-09-14T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:11:59+09:00
2009-09-14T00:30:03+09:00
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Paris 2009
ホテルの目の前のフォーブル・サントノレ通りからサントノレ通りにかけては、高級ブランドのブティックやフランスの最先端のショップが立ち並ぶ魅惑の通り。
そして買物にくるお客さんもシックな装いのマダム&ムッシューばかりで、その素敵な装いや立ち居振る舞いを観察するのが、私達の旅行中の秘かな楽しみでもあった。
通りにはポルシェやベンツなどの高級車がたくさん停まっていて、そんな高級車を無造作に路上駐車しているところが、またこの通りのスゴイところでもある。(だってほら、Parisの路上駐車といえばぶつけられる覚悟ですよー)
まぁ、それはいいとして。
まずはマカロンを買いにLaduréeへ。
いつもは空いているRoyale店だけれども、今日は土曜日だからか大賑わい。
なんとお店の外まで買い物客で溢れていた。
無事、お土産のマカロンを購入。欲張って一番大きなサイズにしちゃったけれど、あの素敵な箱を手に入れるために小さなサイズにすればよかった、と後から悔やむ(笑)。
その後、サントノレ通りをしばらく歩くとHervé Chapelier(エルベ・シャペリエ)を発見。
パリジェンヌの間ではロンシャンが圧倒的に人気のようだが、私はエルベの方が好き。
ふだんから愛用しているエルベは、とくに旅行のときに大活躍。
何かとかさばる旅の荷物、ガイドブックからカメラまで無造作に放り込んでも平気だし、軽くて丈夫なのがいい。
というわけで、ふらふらと店内へ。
日本のショップよりも形や色の種類が豊富でかなり迷う。そして、数点大人買い。
高級ブランドで購入することを考えれば、かわいい金額だから良しとしよう(笑)。
ヴァンドーム広場(Place Vendôme)に到着。
ヴァンドーム広場といえば、世界の高級宝飾店が集まる有名な場所であるが、残念ながら、まったく用がないので素通り(笑)。
そして憧れのGoyardを横目に見つつ、やってきたのはJEAN-PAUL HÉVIN(ジャン・ポール・エヴァン)。
大好きなHÉVINのショコラを買いにきたのだ。
エッフェル塔のショコラがカワイイ~♪ マカロンも美味しそう~♪
HÉVINには3人の店員さんがいらして、全員が日本人でビックリ。
やはり日本人のお客さんが多いからなのかな?
今回3回目のParisということもあり、買物に不自由するようなことはあまりなかったけれど、やはり店員さんが日本人だと助かるなー。言葉が通じるって本当にスバラシイ!!
そんなわけで、いろいろとオススメを聞きながら楽しくお買物。
ショコラとキャラメルを購入。
ショコラは250gで24.2€。
日本で買うお値段と比べると、なんと半額以下!! あぁ、Parisに来て良かった(笑)。
これからしばらくは、ショコラを食べながらParisの余韻に浸るつもり…。
その後もサントノレ通りを進み、次の目的地であるCafés Verlet(カフェ・ヴェルレ)へ。
ルーヴル美術館やパレ・ロワイヤルからほど近い場所にあるCafés Verletは、100年以上続く老舗のコーヒーやさん。
Parisの一流ホテルや有名なカフェの多くが、このお店で焙煎した豆を使っているのだとか。
店内に一歩入ると、コーヒーの香ばしい香りが漂う。
欲しかったマンデリンは残念ながら無く(火曜日に入荷するよ、と言われたけれど…)、代わりにお店のムッシューお勧めのモカを購入。
お店にはコーヒー豆のほかに紅茶やフリュイ・コンフィ(果物の砂糖漬け)なども売られていた。
2階にはカフェもあり、美味しいコーヒーと一緒に軽食や焼菓子も食べられるらしい。
ルーヴル美術館の帰りに休憩するのも良さそう。
さて、たんまりと買物をしたところで、そろそろ予約をしているレストランへ向かいます。
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Paris 2009 8ème jour Paris1区のマルシェ 【Marché Saint-Honoré】
http://chikaparis.exblog.jp/8958038/
2009-09-13T00:00:00+09:00
2011-07-18T16:38:22+09:00
2009-09-13T21:12:09+09:00
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Paris 2009
いよいよParis滞在もあと少しとなった。
明日の昼の便で日本へ帰るため、Parisで過ごす時間は実質今日一日となる。
もっと長く滞在していたいけれど、体力的にも気力的にもそろそろ限界。
まぁよく考えてみれば、一週間休まずに活動するなんて普段の生活でも滅多にないこと。
そう思えば疲れているのも無理はないよね…?
そんなわけで、今日は最後のお買物めぐり。
お土産や食材をたんまり買い込んで、日本へ帰国するつもりなのだ。
ずっと曇り空が多かったParisの天気だったが、旅の後半はお天気に恵まれた。
気持ちのいい青空が広がると、なんだか気分も晴れ晴れとしてくるから不思議♪
マドレーヌ(Madeleine)駅からMétro14号線に乗りピラミッド(Pyramides)駅で下車。
マルシェ・サントノレ広場へやってきました。
オペラ通りの裏に、こんなマルシェがあるなんて知らなかったなー。
小さなマルシェだけれど、まわりには素敵なレストランやカフェが立ち並びとてもいい雰囲気。
ベルギーの有名なカフェ、「Le Pain Quotidien」もあって驚き!
新鮮なお野菜や魚介類のほかに、ドライフルーツなどを扱ったお店もあって楽しい。
ここにやってきた目的はスーパーFRANPRIXへ行くため。
ParisのスーパーはMONOPRIXの方が有名だけれど、FRANPRIXの方が少しお安かったりするのだ。
Parisにいても、安いスーパーを探してしまうのは主婦の性なのだろうか…(!?)
そんなわけで、あれこれとお買物。
ボンヌママンやLUのお菓子や、バジルやピンクペッパーなどのスパイス類、ブイヨンや紅茶などなど…。
フランスの食材のパッケージはオシャレで可愛くて、大好き。
ワインはやっぱり安くて、そのお値段に夫は感動しきりだった。
荷物の重量制限がなければたくさん買って帰りたいところだが、そうもいかず…。
素敵なカフェがたくさん♪
次回はここでお茶でもしたいなぁ♥
FRANPRIXで楽しいひとときを過ごした後は、荷物を置きに一旦ホテルへ戻ります。
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Paris 2009 7ème jour 芸術の宝庫 【Musée du Louvre】
http://chikaparis.exblog.jp/8864102/
2009-08-26T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:13:52+09:00
2009-08-25T23:15:12+09:00
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Paris 2009
ちょっと早めの晩ごはんを頂いて、ちょこまかとお買物をしてからある場所へと向かいました。
世界一の芸術の宝庫、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)へ。
この旅の美術館巡りの締めくくりに、この場所を選びました。
ルーブル美術館は、本日金曜日は21時45分まで開館しています。
閉館までたっぷり3時間超の時間を取ってやってきましたが、何やらルーブルは、一作品一秒で観たとしても2週間はかかるというウワサ。どんだけ~!!(古い?)
地下のナポレオンホールから「ドゥノン翼」へ。
まず最初に出会ったのは、憧れのあの方。
「サモトラケのニケ」
風を受けているような、勇壮な佇まい。女性とは思えない力強さ、迫力を感じました。
どんな顔をしていたのかなぁ。きっと美人さんに違いない!!
すぐ近くにあとで見つかった彼女の「手」が展示されていたらしいのですが、見損ねました~(泣)。
続いては、超有名なあの方。
「モナ・リザ」
たくさんの人に囲まれているので、その場所はすぐに分かります。
意外と小さく、意外と色鮮やか。そして厳重に守られています。
もっと近くで見たい気もしたけれど、有名なこの作品を観られただけで大満足♥
モナ・リザの微笑みは、やっぱり素敵でした。
それにしてもルーヴル、かつて王宮だっただけあって豪華! そして広い!!
見落とした作品を観に何度か行ったり来たりしただけで、もうグッタリ(笑)。
しかし、魔宮ルーヴルの恐ろしさを知るのはまだまだ先なのであった…。
天井も豪華!
「ドゥノン翼」の2階には他にも有名な作品がたくさん展示されていました。
「カナの婚礼」や「民衆を導く自由の女神」など。どれもかなり大きな作品で大迫力。
絵画が持つ力って本当にスゴイ。
「ナポレオン1世の戴冠式」
皇帝ナポレオンが自ら冠をかぶり、その後、皇妃ジョセフィーヌにナポレオン自身が冠をかぶせたという絵。
本来ローマ法王から戴冠されるべきところを、ナポレオンが自分で冠をかぶり皇妃にも冠をかぶせた…。
この絵はナポレオン自身がダヴィッドに描かせた絵らしいのですが、自分の力を誇示したかったんでしょうかねぇ。
ルーヴルに来て痛感したのは、自分の芸術に対する知識のなさ。歴史や時代背景が分かっていれば、作品をもっと楽しむことができたのになぁ。
さて、見たい作品はまだまだ残っています。先を急ごう!!
「ミロのヴィーナス」
女性らしい見事な曲線美にうっとり…。
それにしても、紀元前の作品がこうやって現代に受け継がれているなんてスゴイことですね。
そして、これから先何世紀もずっと受け継がれていくもの。
有名な作品の後ろ側を見られるのがとても嬉しい。
ヴィーナスの後姿は意外と筋肉質でした。
さて、その後は華やかなヨーロッパ絵画が並ぶ「リシュリュウ翼」へ。
一番見たかったフェルメールの「レースを編む女」が日本へ貸し出されていることは知っていたけれど、どうしても確認したくて行ってみました。
しかし、たどり着くまでがなんと遠いこと!!
しかも階段が多くてぐったり~。到着した頃にはもう力尽きていました(笑)。
あっという間に閉館時間。
時間を気にしながら、また出口まで急ぎます。
途中、美しい夕焼けに何度も目を奪われました…(でも時間は21時半くらいです。笑)
ようやく出口までたどり着きました。
それにしても、ルーヴル美術館がこんなに広いとは知りませんでしたー。
スケールの大きさは桁違いで、私の想像をはるかに超えていました。魔宮ルーヴル、恐るべし。
すっかり疲れきった私達は、ピラミッドの噴水前でしばし休憩。
空には美しい夕焼けが広がっていて、疲れているんだけどなんだか満ち足りた気分…。
さあて、帰るとしましょうか。
素敵なLe Cafe Marly(ル・カフェ・マルリー)を横目で見ながら…。
さて、明日は実質最終日。
Parisの旅もいよいよクライマックスです。
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Paris 2009 7ème jour モネの愛した睡蓮 【Musée de l'Orangerie】
http://chikaparis.exblog.jp/8827657/
2009-08-18T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:15:52+09:00
2009-08-18T22:56:45+09:00
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Paris 2009
先日来た時はどんよりした空が広がっていたチュイルリー公園。
今日は久しぶりに青空が広がり、公園は日光浴を楽しむ人達で溢れている。
池の周りに配置された椅子は満席だし、ちょっとした半裸祭り(笑)。みんな太陽が大好きなのね。
ヨーロッパの日差しは日本のそれよりとても強く、晴れていると眩しくて目を開けていられないほど。
欧米の人達が日頃からサングラスをしているのは、必要に迫られてというのもあるのかもしれないな。
さて、向かった先はモネの『睡蓮』があることで有名なオランジュリー美術館(Musée de l'Orangerie)。
今回の旅で一番楽しみにしていたMusée。
…というのも、過去2回のParis旅行では、改装中のためここに来ることは叶いませんでした(涙)。
そして2006年にようやく再オープン。生まれ変わったオランジュリー。楽しみ!!
オランジュリー美術館は、もともとチュイルリー宮殿内にあったオレンジを栽培するための温室だった場所。
それがモネの大連作『睡蓮』を収めるために、美術館として生まれ変わったんだとか。
それでオランジュリー美術館なんですね(オランジュはフランス語でオレンジのことです)。
では、さっそく中へ入ってみましょう!
「水のエチュード 夕日」
睡蓮の間はモネの睡蓮が4枚ずつ、ふたつの部屋に分かれて展示されています。
まず最初の部屋で目に飛び込んできたのがこの『夕日』でした。
4年前、マルモッタン美術館でもモネの睡蓮を観ましたが、こんな色彩は初めて!
70歳を過ぎて、家族の死や自らの失明の危機など度重なる悲劇に見舞われたというモネ。
白内障の手術を受けて、ようやく光を取り戻したモネが見た睡蓮の池はこんなに光り輝いていたのかな…。
「水のエチュード 雲」
「水のエチュード 緑の反映」
「水のエチュード 朝No.1」
この睡蓮が一番好きだったなぁ。
朝日を浴びて、水面にきらめく光と睡蓮の花。
まるで自分がジヴェルニーの庭にいるような、そんな気さえしてきます。
睡蓮をアップで。
間近で見ると、水面の微妙なうつろいが細やかなタッチで描かれているのがわかります。
絵画にはガラスなど何も設置されていないので、至近距離でその作品を眺めることができるのです。
はぁ~、なんて素晴らしい環境なのでしょう!!
Parisの美術館の多くが、フラッシュ無しであれば写真を撮ることが可能です。
懐の広さを感じますね。
では、次の部屋へ行ってみましょう♪
「水のエチュード 2本の柳」
睡蓮が収められている部屋は、天井から自然光が降り注ぎ、陽光溢れる空間となっていました。
光の入り方や時間によって表情を変える睡蓮を楽しむことができます。
きっとモネも喜んでいるでしょうね。
人が少なくてゆっくりと鑑賞することが出来たので、私もしばらくぼーっと作品を眺めていました。
椅子に座って睡蓮に360℃囲まれていると、まるでジヴェルニーの池に漂っているみたい…。
「水のエチュード 朝の柳」
「水のエチュード 朝No.2」
この大作を完成させるために白内障の手術を受け、死の直前まで筆を入れ続けたというモネ。
そんなモネの最後の睡蓮を観ることができて本当に良かった…。
ここへ来て心からそう思いました。
オランジュリー美術館の地階には、「ジャン・ヴァルテールとポール・ギヨーム・コレクション」として、ルノワール、モディリアーニ、マチス、ローランサン、セザンヌ、ルソーなどの作品も展示されています。
こちらも素晴らしい作品ばかりで、見どころ満載。
印象派から近代絵画まで、充実したコレクションでかなり見ごたえがありました。大満足♪
念願のモネの睡蓮を満喫し、ほくほくしながらオランジュリーを後にした私達でした。
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Paris 2009 7ème jour 彫刻と緑溢れる庭 【Musée Rodin】
http://chikaparis.exblog.jp/8806958/
2009-08-15T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:17:46+09:00
2009-08-14T20:54:22+09:00
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Paris 2009
コンコルド駅からMétro8号線にてアンヴァリッド(Invalides)駅へ。そこから13号線へ乗り換えヴァレンヌ(Varenne)駅で下車。
Métroを乗り継ぎやってきたのはロダン美術館(Musée Rodin)。
セーヌ左岸、アンヴァリッドのすぐそばに、その瀟洒な邸宅はありました。
ロダン美術館は美術館としてはもちろん、お庭もとても素敵だと聞いて一度訪れたいと思っていた場所。
入場口を抜けて敷地内に足を踏み入れると、そこには素晴らしい空間が広がっていました。
美しく整備された庭園にはたくさんの薔薇の花々が咲き誇っています。
いろんな種類の、色とりどりの薔薇の花たち。
この季節に訪れることが出来て良かった♪薔薇好きの私は思わずガッツポーズ(笑)。
シンメトリーに配置された庭園の中に、かの有名な作品が佇んでいました。
分かるかな…? (写真中央に注目)
そうです。ロダンのあまりにも有名な作品『考える人』
意外にも、お花畑の中に佇んでいらっしゃいました(笑)。
とっても筋肉質な体です。手がとても大きく感じます。
ここへ来たら誰もが、彼が何を考えているのか思いをめぐらせるでしょうね。
もともとは『地獄の門』の一部分なので、地獄を見て何かを考えているのでしょうか…?
ロダン美術館は、ロダンが晩年暮らしていたお屋敷がそのまま美術館になっています。
もともとはフランス政府が買い取る予定だったこの館を気に入っていたロダンが、自分の作品を寄贈することを条件に暮らしていたんだとか…。とても素敵な邸宅ですものね。
さて、中に入ってみましょうか。
邸宅にはロダンの作品と、ロダンの弟子であり恋人であったカミーユ・クローデルの作品が展示されています。
『接吻』は人が多くてなかなか撮影できず断念。
とくに印象に残ったのは『カテドラル』(右上)。触れそうで触れないその距離感。
愛し合う男女の手なのでしょうか…。心惹かれる作品でした。
ロダンの作品は愛に満ちたものが多くて、さすが恋多き芸術家だわ~と納得。
それにしてもこのお屋敷、本当に素敵なんです。
エントランスから続くこの階段の装飾も、とても美しい。
お屋敷からの前庭の眺め。
これはお屋敷から前庭の左側を見たところですが、同じように右側にも庭園があります。
広大な敷地であることが分かりますね。
でも本当の庭園はこれから先。お屋敷を出て歩いてみましょう。
広くて、とても美しい庭園です。
この緑溢れる庭園にはロダンの作品が所々に置かれていて、作品を眺めながら散策ができます。
しかも庭園の入場だけなら料金はたったの1€。さすが芸術の都Parisですね。
私達もしばしベンチに腰掛けぼんやり…。
そして!!
ここでおもむろにLADURÉEのマカロン登場。
実はロダン美術館のお庭でマカロンを食べようと目論んでいたのです。ふふふ…♪
美しい庭園、そしてアンヴァリッドを眺めながらいただくマカロンは、とても美味しかった♥
それにしても素敵すぎます、このお庭。
もしも近くに住んでいたら、きっと頻繁に通うことでしょう。
お天気の良い日にここでボーッと過ごすことができたら、本当に幸せ。
そして最後に『地獄の門』
オルセーで見た作品よりも、こちらの方が迫力があって怖いです。
近くで見ると、ちょっとおどろおどろしい感じもして…地獄だから当たり前かもしれないけれど。
ロダンは一体どんな気持ちでこの作品を作ったのでしょうか。
『カレーの市民』の前で同じポーズをとる女の子達。
あーだこーだ言いながらポーズを取っている姿がほほえましい。私も仲間に入れてほしかったな(笑)。
大好きな薔薇、バレリーナが咲いていました。
素晴らしい作品と庭園を見ることができて、ロダン美術館へ足を運んで本当に良かった。
また薔薇が咲く季節にぜひ訪れたいです。
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Paris 2009 7ème jour マカロンを買いに 【Ladurée Royale】
http://chikaparis.exblog.jp/8780100/
2009-08-09T00:00:00+09:00
2020-09-15T00:19:25+09:00
2009-08-09T17:16:35+09:00
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Paris 2009
Parisへ来てから毎日休まずに歩き回っているので、少々疲れを感じる朝。
足のふくらはぎはパンパンに張っているし、曇り空が多かったとはいえ毎日外に出ているので、日焼けで体にはブツブツが…(紫外線アレルギーなのです)。
普段運動を全くしないわたくし、きっと体がビックリしているのだろう。頑張れ、私!!
さて、気合いを入れたところで日課であるお天気チェック。カーテンを開けると綺麗な青空が広がっていた! 待ってたよ~♥
久しぶりに見るParisの雲ひとつない青い空。一気にテンションも上がります!!
急いで身支度をしてお出かけしなくっちゃ~。
と、その前に、今日のおめざ。
旅行中ハマって食べていたもののひとつ、ボンヌママンのヨーグルト。
ヨーグルトの底にはフランボワーズなどのコンフィチュールが入っていて、とっても美味しいのだ♥
ほかにもアプリコットのコンフィチュールなどもあって、どれも美味。
容器も可愛くてお気に入り。日本でも輸入してくれないかなぁ。
さてさて、本日も昨日に引き続き、美術館をめぐる予定。
効率よくいろんな場所を回るために、昨日の夜はシミュレーションをしておいた。
まずは、おやつを買いに近くのLADURÉEへ向かいます(美術館とは何の関係もないよね…)。
毎日お店の前を通っているLadurée Royale店。
その美しいディスプレイにうっとりし、毎日写真を撮りまくっている私に夫はかなり呆れている様子。
そして今日はお店のディスプレイが変わっていて、またまたテンションup!!
そんなわけで、呆れる夫をよそにまた写真を撮りまくる私なのだった(笑)。
以前のペールグリーンのディスプレイもLADURÉEらしくて素敵だったけれど、今回のピンクとイエローの組合せもロマンチックで素敵♥
いつ来ても、Parisのお店のディスプレイのセンスには感動する。
お店だけではなく、公園の花壇の花々の色づかいなどもセンスがあって本当に素敵なのだ。
どうやったらそんなセンスが身につくのかな…。
でも、美しい景色や素晴らしい美術館が街中に溢れているこの街で暮らせば、そんな美意識はおのずと育っていくのだろうな…。なんて羨ましい環境なのだろう!
さて、思う存分写真を撮ったところでお店の中へ。
マカロンを買うには、まず店員さんに個数を告げてから注文する。
今日は控えめに4つ注文。片言フランス語がなんとか通じたので良かった♪
お客さんも少なくて、速攻でお買物は終了。
おやつを手に入れニンマリしつつ、楽しみにしていた素敵な場所へと移動します。
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Paris 2009 6ème jour 名画に酔いしれる午後Ⅱ 【Musée d'Orsay】
http://chikaparis.exblog.jp/8727987/
2009-07-30T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:20:41+09:00
2009-07-30T20:04:48+09:00
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Paris 2009
上階もモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ドガなどの素晴らしい作品が並びます。
絵画にそう明るくない私でも知っている有名な作品ばかり!!
ゴッホが亡くなる直前に描いた『オーヴェル・シュル・オワーズ教会』。
暗い印象を受けることもありますが、色彩が美しくて私は好きです。不遇の人生を送ったゴッホ。一体どんな気持ちでこの絵を描いたのかな…。
モネの『日傘の女』
右向きと左向きの絵が並べて飾られています。
フランス人が日傘を差すなんてめずらしい…なんてこの絵を見て思うのは、私だけでしょうか!?
モネの妻が亡くなった後に描かれたこの2点の作品には、人物の顔が描かれていません。
最愛の妻を亡くした悲しみで描くことが出来なかったとも言われていて、なんだか切ない…。
大好きなシスレーの絵。
『洪水と小舟』の絵も見られて嬉しかったな。
ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
なんて楽しくて幸せそうな絵なのだろう! この絵の中に入って一緒に踊りたくなるようだわ♡
木漏れ日の光がとっても美しくて、しばらくぼーっと眺めてしまいました。
上階から全体を見渡したところ。
オルセーの建物は趣きがあってとても素敵です。空間そのものを楽しめるMusée。
アーチ型のガラス張り天井からは自然光が差し込み、とても美しい…。
次回は中階にあるエレガントなレストランで食事をしたいな(また来る気マンマン)。
中階にあるフランソワ・ポンポンの『白熊』
なんてカワイイの♡
ここまでシンプルな曲線で白熊を見事に表現しているのはスゴイ!!の一言です。
ポンポンという彫刻家の名前自体がカワイイ。ふふ。
そして最後はロダンの『地獄の門』
結局、閉館時間ギリギリまでオルセーを堪能しました。
(最後にトイレに行ったら閉館時間になり締め出されました。笑) でも3時間の滞在はやっぱり短かったな。次回はもっとゆっくり時間をとって訪れたい!
宝の山だったオルセー美術館。やっぱりParisの美術館はスゴイ! と感じた一日でした。
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Paris 2009 6ème jour 名画に酔いしれる午後Ⅰ 【Musée d'Orsay】
http://chikaparis.exblog.jp/8711285/
2009-07-28T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:18:29+09:00
2009-07-27T20:29:22+09:00
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Paris 2009
Métro4号線でモンパルナス・ビアンヴニュ(Montparnasse Bienvenüe)駅へ、そこから12号線に乗り換えソルフェリノ(Solférino)駅で下車。
ソルフェリノ駅を降りてすぐの場所に、素敵なパティスリーがありました。
ショーウィンドウに並んだ美味しそうなケーキに釘付け♡ Muséeの帰りにまだお店が開いていたら、買って帰りたいな。
さてさて、向かったのは印象派の殿堂、オルセー美術館(Musée d'Orsay)です。
本日木曜日は夜遅く(21時45分)まで開いているので、この日に訪れることにしました。
入口に人が並んでいましたが、ミュージアム・パスのおかげですんなりと入場。持っていて良かった♪
オルセー美術館の大時計。
オルレアン鉄道の終着駅だったオルセー駅を改装して開館されたオルセー美術館。
なるほど美術館の館内は駅舎の面影を残していて、その建物自体が芸術品のよう。
ではでは、地上階から見ていきましょうか。
ドミニク・アングルの『泉』
アレクサンドル・カバネルの『ヴィーナスの誕生』
白く透き通った肌や、なだらかな曲線美。
どの角度から見ても薄目を開けているヴィーナスから見られているような…?
有名な絵画を真近で見るというのは、とても素晴らしい経験ですね。
それにしても、この時代の絵画に描かれている女性はふくよかな人が多くて、ミョーに安心感を覚えてしまう(笑)。
カルポーの『ラ・ダンス』
この作品、とっても好きです。
なんだかみんな表情が生き生きとしていて、楽しそうなんだもの♪ 私が生まれるちょうど100年前の作品ということも気に入った理由(笑)。
横から見たらこんな感じ。躍動感に溢れている!
もともとはオペラ・ガルニエのために製作を依頼されたものなんだそう。
しかし現在オペラ・ガルニエにあるのは複製で、オルセーに所蔵されているのがオリジナルなんだとか。
エドゥアール・マネの『オランピア』
同じくマネの『笛を吹く少年』
中央通路には彫刻が展示されています。
地上階部分は小部屋に仕切られていて、分野別、時代別に作品が収められています。
この大きな絵画も素敵だったな。しかし誰の作品か分からず…(汗)。
有名なミレーの『落穂拾い』
麦の穂を拾って食糧にしている、農民の厳しい生活を描いたもの。静けさの中に、なんだか力強さも感じます。
こちらも有名な『晩鐘』
教会の鐘の音に合わせて、祈りを捧げる農民の姿が描かれています。
一日の仕事の終わりに、ささやかな日々の暮らしに感謝の祈りを捧げる…。なんとなくミレーの作品には、郷愁のような感情を抱きます。
厳しい環境の中で暮らす、素朴な農民の暮らし。本当の豊かさとは何かを考えさせられるような…。
農耕民族である日本人の血がそう感じるのでしょうか。
さて、次も見どころ満載の上階へ移動します。
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Paris 2009 6ème jour 一番好きな場所 【La Seine】
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2009-07-27T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:16:30+09:00
2009-07-27T16:13:11+09:00
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Paris 2009
ユネスコ世界遺産のひとつでもあるセーヌ河岸は、私がParisで一番好きな場所だ。
晴れた日は、セーヌの水面に映る美しい光の粒に感動し、雲りの日には、微妙に変化するセーヌの色合いを楽しむのもいい。
川沿いの建造物は美しく統一されていて、その街並の統一美に改めて感動する。
時間が許す限り、ずっとこの美しいセーヌを眺めていたい…。そんな気持ちにさせる大好きな場所。
ま、そうはいっても、時間の限られた観光客であるわたくし。お腹が空いてきたので、次の場所へ移動することにしましょ。
今日はディナーの予定がないので、夫と「どうする?」と話し合った結果、サン・ジェルマン・デ・プレのカフェで食事をすることにしました。
シテ駅からMétro4号線に乗り、サン・ジェルマン・デ・プレ駅で下車。
この辺りには良さそうなカフェがたくさんあるので迷ってしまうのだけど、何となくピピンときたカフェに入ってみました。
Rue de BuciにあるL'ATLASというカフェ。
サン・ジェルマン・デ・プレという場所柄か、観光客や地元のお客さんで賑わうカフェ。
後ろに座っていたおばあちゃま、お一人なのかな?と思っていたら、その後お友達が登場。
おばあちゃま2人でワインを楽しんでいらして、年を取ってもお酒を楽しめるって素敵だなぁと思う。
フランスの人達にとって、ワインやシャンパーニュは生活に無くてはならないものなのだろうな。
「フランス人の血はワインで出来ている」という形容は、あながち誇張ではなさそうだ。
そんなわけで、私達も負けじとワインを注文(なぜ張り合う!?)。こんな時、夫婦ともにワイン(お酒全般)が好きで良かったと思う。
食に関する嗜好が近いというのは、生活を共にするうえで大事なことだと思うから。
そして、こちらの鴨のロティ、とても美味しかった!
付け合せのポテトもにんにくが利いていて、ワインがすすむ~。
直感を信じて入ったカフェ、大成功♪
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Paris 2009 6ème jour Parisの宝石箱 【Sainte chapelle】
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2009-07-24T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:14:54+09:00
2009-07-25T02:58:24+09:00
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Paris 2009
どうやらお昼休みは終わった様子。いつの間にかまた長い列が出来ていた。ムムム~。
ここはPMPを持っていても入場するために並ばないといけないので、私達もおとなしく列に並ぶことにした。
道行く人や並んでいる人達の人間ウォッチングをしていたら、いつのまにか入口へ到着。
ここは最高裁判所と同じ敷地内にあるので、セキュリティチェックが厳しい。
どうりで時間がかかるわけね…。
厳重なセキュリティを抜けて、ようやくサント・シャペル教会の中へ。
教会の2階に足を踏み入れると、思わずその美しさに息を呑んだ。
美しいステンドグラスに覆われたその小さな教会は、七色の光が降り注いでいてとてもキレイ!!
まるで宝石箱の中にいるみたい…。
それもそのはず、サント・シャペルは「Parisの宝石箱」と呼ばれる美しい美しい教会なのです。
太陽が昇る東向きに作られた、美しいステンドグラス。
わずかな光の変化で、ステンドグラスは色彩豊かに表情を変えるのです。
そう、まるで子供の頃に遊んだ万華鏡みたいに。
ステンドグラスひとつひとつに、聖書の物語が描かれています(意味全く分からず…)。
教会には壁に沿って椅子が置かれていて、椅子に座ってゆっくりとステンドグラスを眺めることができます。
誰もが静かに(これ重要)光とステンドグラスが織り成す色彩を楽しんでいました。
私達も時間を忘れてぼーっと眺める…。
何回も素通りした場所だったけれど、今回初めてその素晴らしさを知り感動。
本当に素敵なParisの宝石箱でした。
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Paris 2009 6ème jour シテ島のシンボル 【Cathédrale Notre-Dame de Paris】
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2009-07-21T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:12:37+09:00
2009-07-21T18:11:45+09:00
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Paris 2009
あまりの行列の長さに見学するのを諦めた過去もあることだし、今回はなんとしても見てみたい!
…と思っていたら、お昼休みで閉館していました。さすがマイペースな国、おフランス(笑)。
そんなわけで、向かった先はノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)。
200年もの歳月をかけて完成したゴシック建築の大聖堂。その迫力ある佇まいと美しい造形は、いつ見ても圧倒されます。
ささ、中に入ってみましょうか…
堂内はひんやりとしていて、凛とした空気が流れています。
ステンドグラスから射し込む光とキャンドルのゆらめく灯りが幻想的で美しい…。
ナポレオン1世(Napoléon Bonaparte 1769-1821年)の戴冠式を行った場所もこの大聖堂。
何度見ても、その美しさに溜息がもれるバラ窓。
ゴシック建築の特徴的な天井。
たくさんの観光客が訪れるノートルダム大聖堂。
厳かな雰囲気を味わいたいのなら、朝一番に訪れるのがおすすめです。
本当は上の塔まで登ってみたいのだけど、体力に自信がないので断念。
何せ塔のてっぺんまでは387段もあるのだ。旅も中盤に入り疲れが溜まってきたところだし、無理はできない。
でも次回こそは登りたいなー。シメールにも会いたいし♡
ノートルダム大聖堂の美しい横顔。
私のお気に入りの場所である、ノートルダム大聖堂の裏にある小さな公園。
人が少なくて静かな秘密の場所。そして、ここから見るノートルダムはとても美しい。
美しい薔薇が咲き誇っていて、思わずにっこり。
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Paris 2009 6ème jour マリー・アントワネットの独房 【Conciergerie】
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2009-07-20T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:10:03+09:00
2009-07-21T12:51:39+09:00
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Paris 2009
日本でも旅先でも、朝起きるとまずはカーテンを開けて空を見上げる。
綺麗な青空が広がっていれば嬉しいし、曇り空なら何となくアンニュイな気分になる。
天気とは、意外と人の気分を左右するものだ。
一年中太陽の光をさんさんと浴びた国の人々は、やはり底抜けに陽気な人が多い気がする。
そして今朝のParisは薄い雲が広がっている。今日は久しぶりに太陽が顔を出してくれるといいな…。
さて、この旅もいよいよ折り返し地点が過ぎた。Parisで過ごす日もあと数日。
旅の前半は気ままに過ごしてきたので、そろそろ予定を立てて行動しなければ!!(今頃ですか!?)
そんなわけで、今日は精力的に目的地を回る予定なのである。
まずはコンコルド駅からMétro1号線にてシャトレ(Châtelet)駅へ。
シャトレ駅に着くと、どこからともなく美しい旋律が聴こえてきました。
Métroで音楽を奏でるみなさん。
ParisのMétroでは、こうやって音楽の演奏をしている人達を時折見かける。
Métroで演奏するためにはオーディションに合格しなければならず(無許可でやっている人もいるけど)、合格した人には演奏許可証がもらえるのだとか。
レベルに応じて演奏できる場所も決まっていて、シャトレのような大きな駅で演奏をしている人達はレベルが高い人達なのだとか…。そんなわけで、しばしその美しい音色に聴き入る。
こうやって芸術が日常に溶け込んでいる環境がとても羨ましい…。
朝から素敵な音楽を聴いたところで、また移動。
シャトレからMétro4号線に乗り換えシテ(Cite)駅で下車。
やってきたのはコンシェルジュリー(Conciergerie)。フランス革命時に牢獄として使われた有名な場所。
「コンシェルジュリーを見てみたい」という夫の要望があり、訪れることにしました。
ここは入ってすぐの「衛兵の間」。
もともとはフランス最古の王宮の一部だったコンシェルジュリー。
この場所は、その王宮で働いていた人々(約2000人)の食堂として使われていたのだとか。
マリー・アントワネットの独房を再現した部屋。
最後の2ヶ月間をこの場所で過ごしたマリー・アントワネット。
豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿から、狭くて薄暗いこの独房へ連れて来られたのですね…。
映画「マリー・アントワネット」で観た、ピンク色の世界とはあまりにも対照的。
この独房で、王妃は一体どんな気持ちで処刑を待っていたのだろうか…。
その他の牢獄はこちら。
普通の囚人はワラの上で寝かされ、お金を払える者はベッドで寝ることができたという独房。
どうやらここは一番粗末な部屋らしい。他にはベッドのある部屋や、机と椅子が用意された部屋もある。
ここから2600人もの人が処刑台に送られ、革命の露と消えたのだ。
そんなわけで、なんだかどんよーりした気分になったコンシェルジュリー。
悲劇の王妃の人生について、革命で亡くなった多くの人について深く考えさせられる場所だった。
「ベルばら」を久しぶりに読みたい気分…。
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Paris 2009 5ème jour 料理とワインのハーモニー 【Les Papilles】
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2009-07-16T00:00:00+09:00
2020-09-06T07:07:34+09:00
2009-07-16T20:56:50+09:00
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Paris 2009
サン・ジェルマン・デ・プレ駅からMétro4号線でサン・ミッシェル(St-Michel)駅へ。
そこからRER-B線へ乗り換えてリュクサンブール(Luxembourg)駅にて下車。
向かった先はParis5区のゲイ・リュサック通り(Rue Guy Lussac)にあるレ・パピーユ(Les Papilles)。
ここはタイユヴァンでシェフパティシエをしていた方が開いたWine Barで、パリジャンにも大人気なのだとか!
どんな美味しいものがあるのかな。楽しみ~♪
店内に入ると、まず左手の棚一面に並べられたワインが目に入る。ぎっしりと並べられていて圧巻!
そしてその横にはテーブルがピタリと配置され、そのひとつひとつに赤いカラーの花が飾られている。
予約をしていた19時半ピッタリに到着したら、またも一番乗りだった私達。
夜のメニューはコース料理一種類のみ。お店のオーナーが今日のメニューを英語で説明してくれた。
好きなものを選べないのは残念だけれど、選ぶのが面倒な時は楽でいいかも(ってどっちやねん!)。
さて、メニューを聞いたらお楽しみのワイン選び。
ワインには一本一本、店頭売りの値札が付いていて、プラス7€で食事と一緒に楽しむことができる。
そんなわけで、夫は棚のワインを真剣な顔で吟味中。ここはおまかせすることにしよう…。
Entréesはグリーンピースの冷製スープ。
まずは具が入ったお皿が運ばれてきた。クリーム状のチーズやクルトン、ラディッシュなど、彩りも美しい。
それから大きな器にたっぷりと入ったスープが運ばれてきた。そして自らスープを注ぐ。
ジャジャーン。スープを注いだらこんな感じ。これがたっぷり一人2杯分入っています。
グリーンピースとクリームチーズがよく合っていて、とっても美味しいー♡これだったら、グリーンピースが嫌いな人でも大丈夫なんじゃないかと思う。
クルトンやラディッシュなどの食感の異なる素材がアクセントになっていて、美味しい。
さて、そうこうしているうちにPlats登場。
今日のPlatsは子羊のロースト、ラタトゥイユ添え。
大きな銅製のココットに、たっぷり入ってやってきた!これまたボリュウム満点!!
ここでも、盛り付け担当は夫(フランスでは当たり前)。
あぁ、もう言葉はありません…(笑)。とにかく美味しかった!!アニョーが苦手な私でも、ペロリといけちゃうくらい。ラタトゥイユも野菜の味がしっかりして、とっても美味。料理のひとつひとつがワインによく合うように作られていて、ワインがどんどんすすんじゃう!
いつのまにか満席の店内。
予約をしていなくて断られている人もたくさんいて、予約をしておいて本当に良かったと胸を撫で下ろす。
店の奥の棚にはジャムやマスタード、パテなどのお惣菜が並んでいて、食事の合間に物色するのも楽しい。
Fromageにはリンゴのジャムが添えられて。
Dessertはcrème brulée。クリームが濃厚で美味しかった~。
そんなこんなで大満足のレ・パピーユのディナー。
この日のコースはEntrée+Plat+Fromage+Dessertの4品で31€でした。
棚に並んでいたラパンのパテも一緒にお持ち帰りにして、合計103€。ラパンのパテは帰国してからのお楽しみ~♪ お店の人も感じが良かったし、次回Parisを訪れた時はまた来ようっと!
RERとMétroを乗り継いで、コンコルド広場まで戻ってきました。
幻想的なオレンジ色の光に包まれたParisの空を、夫と共にうっとりと眺めました。
またこうやってParisを訪れることが出来たことに、そしてParisでの楽しい毎日に感謝しながら…。
明日は晴れるといいな♪
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