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Paris 2009 7ème jour モネの愛した睡蓮 【Musée de l'Orangerie】
ロダン美術館を出た後は、またMétroを乗り継ぎコンコルド駅まで戻ってきました。

先日来た時はどんよりした空が広がっていたチュイルリー公園。
今日は久しぶりに青空が広がり、公園は日光浴を楽しむ人達で溢れている。
池の周りに配置された椅子は満席だし、ちょっとした半裸祭り(笑)。みんな太陽が大好きなのね。


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ヨーロッパの日差しは日本のそれよりとても強く、晴れていると眩しくて目を開けていられないほど。
欧米の人達が日頃からサングラスをしているのは、必要に迫られてというのもあるのかもしれないな。

さて、向かった先はモネの『睡蓮』があることで有名なオランジュリー美術館(Musée de l'Orangerie)
今回の旅で一番楽しみにしていたMusée。
…というのも、過去2回のParis旅行では、改装中のためここに来ることは叶いませんでした(涙)。
そして2006年にようやく再オープン。生まれ変わったオランジュリー。楽しみ!!

オランジュリー美術館は、もともとチュイルリー宮殿内にあったオレンジを栽培するための温室だった場所。
それがモネの大連作『睡蓮』を収めるために、美術館として生まれ変わったんだとか。
それでオランジュリー美術館なんですね(オランジュはフランス語でオレンジのことです)。

では、さっそく中へ入ってみましょう!


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「水のエチュード 夕日」

睡蓮の間はモネの睡蓮が4枚ずつ、ふたつの部屋に分かれて展示されています。
まず最初の部屋で目に飛び込んできたのがこの『夕日』でした。

4年前、マルモッタン美術館でもモネの睡蓮を観ましたが、こんな色彩は初めて!
70歳を過ぎて、家族の死や自らの失明の危機など度重なる悲劇に見舞われたというモネ。
白内障の手術を受けて、ようやく光を取り戻したモネが見た睡蓮の池はこんなに光り輝いていたのかな…。


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「水のエチュード 雲」


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「水のエチュード 緑の反映」


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「水のエチュード 朝No.1」

この睡蓮が一番好きだったなぁ。

朝日を浴びて、水面にきらめく光と睡蓮の花。
まるで自分がジヴェルニーの庭にいるような、そんな気さえしてきます。


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睡蓮をアップで。
間近で見ると、水面の微妙なうつろいが細やかなタッチで描かれているのがわかります。
絵画にはガラスなど何も設置されていないので、至近距離でその作品を眺めることができるのです。
はぁ~、なんて素晴らしい環境なのでしょう!!

Parisの美術館の多くが、フラッシュ無しであれば写真を撮ることが可能です。
懐の広さを感じますね。

では、次の部屋へ行ってみましょう♪


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「水のエチュード 2本の柳」

睡蓮が収められている部屋は、天井から自然光が降り注ぎ、陽光溢れる空間となっていました。
光の入り方や時間によって表情を変える睡蓮を楽しむことができます。
きっとモネも喜んでいるでしょうね。
人が少なくてゆっくりと鑑賞することが出来たので、私もしばらくぼーっと作品を眺めていました。
椅子に座って睡蓮に360℃囲まれていると、まるでジヴェルニーの池に漂っているみたい…。


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「水のエチュード 朝の柳」


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「水のエチュード 朝No.2」

この大作を完成させるために白内障の手術を受け、死の直前まで筆を入れ続けたというモネ。
そんなモネの最後の睡蓮を観ることができて本当に良かった…。
ここへ来て心からそう思いました。

オランジュリー美術館の地階には、「ジャン・ヴァルテールとポール・ギヨーム・コレクション」として、ルノワール、モディリアーニ、マチス、ローランサン、セザンヌ、ルソーなどの作品も展示されています。
こちらも素晴らしい作品ばかりで、見どころ満載。
印象派から近代絵画まで、充実したコレクションでかなり見ごたえがありました。大満足♪

念願のモネの睡蓮を満喫し、ほくほくしながらオランジュリーを後にした私達でした。



# by paris-papermoon | 2009-08-18 00:00 | Paris 2009

Paris 2009 7ème jour 彫刻と緑溢れる庭 【Musée Rodin】
LADURÉEを出た後はMétroで移動。

コンコルド駅からMétro8号線にてアンヴァリッド(Invalides)駅へ。そこから13号線へ乗り換えヴァレンヌ(Varenne)駅で下車。
Métroを乗り継ぎやってきたのはロダン美術館(Musée Rodin)
セーヌ左岸、アンヴァリッドのすぐそばに、その瀟洒な邸宅はありました。

ロダン美術館は美術館としてはもちろん、お庭もとても素敵だと聞いて一度訪れたいと思っていた場所。
入場口を抜けて敷地内に足を踏み入れると、そこには素晴らしい空間が広がっていました。


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美しく整備された庭園にはたくさんの薔薇の花々が咲き誇っています。
いろんな種類の、色とりどりの薔薇の花たち。
この季節に訪れることが出来て良かった♪薔薇好きの私は思わずガッツポーズ(笑)。

シンメトリーに配置された庭園の中に、かの有名な作品が佇んでいました。


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分かるかな…? (写真中央に注目)


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そうです。ロダンのあまりにも有名な作品『考える人』

意外にも、お花畑の中に佇んでいらっしゃいました(笑)。
とっても筋肉質な体です。手がとても大きく感じます。
ここへ来たら誰もが、彼が何を考えているのか思いをめぐらせるでしょうね。
もともとは『地獄の門』の一部分なので、地獄を見て何かを考えているのでしょうか…?


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ロダン美術館は、ロダンが晩年暮らしていたお屋敷がそのまま美術館になっています。
もともとはフランス政府が買い取る予定だったこの館を気に入っていたロダンが、自分の作品を寄贈することを条件に暮らしていたんだとか…。とても素敵な邸宅ですものね。

さて、中に入ってみましょうか。


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邸宅にはロダンの作品と、ロダンの弟子であり恋人であったカミーユ・クローデルの作品が展示されています。

『接吻』は人が多くてなかなか撮影できず断念。
とくに印象に残ったのは『カテドラル』(右上)。触れそうで触れないその距離感。
愛し合う男女の手なのでしょうか…。心惹かれる作品でした。
ロダンの作品は愛に満ちたものが多くて、さすが恋多き芸術家だわ~と納得。


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それにしてもこのお屋敷、本当に素敵なんです。

エントランスから続くこの階段の装飾も、とても美しい。


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お屋敷からの前庭の眺め。

これはお屋敷から前庭の左側を見たところですが、同じように右側にも庭園があります。
広大な敷地であることが分かりますね。
でも本当の庭園はこれから先。お屋敷を出て歩いてみましょう。


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広くて、とても美しい庭園です。

この緑溢れる庭園にはロダンの作品が所々に置かれていて、作品を眺めながら散策ができます。
しかも庭園の入場だけなら料金はたったの1€。さすが芸術の都Parisですね。
私達もしばしベンチに腰掛けぼんやり…。

そして!!
ここでおもむろにLADURÉEのマカロン登場。
実はロダン美術館のお庭でマカロンを食べようと目論んでいたのです。ふふふ…♪


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美しい庭園、そしてアンヴァリッドを眺めながらいただくマカロンは、とても美味しかった♥

それにしても素敵すぎます、このお庭。
もしも近くに住んでいたら、きっと頻繁に通うことでしょう。
お天気の良い日にここでボーッと過ごすことができたら、本当に幸せ。


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そして最後に『地獄の門』

オルセーで見た作品よりも、こちらの方が迫力があって怖いです。
近くで見ると、ちょっとおどろおどろしい感じもして…地獄だから当たり前かもしれないけれど。
ロダンは一体どんな気持ちでこの作品を作ったのでしょうか。


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『カレーの市民』の前で同じポーズをとる女の子達。

あーだこーだ言いながらポーズを取っている姿がほほえましい。私も仲間に入れてほしかったな(笑)。


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大好きな薔薇、バレリーナが咲いていました。

素晴らしい作品と庭園を見ることができて、ロダン美術館へ足を運んで本当に良かった。
また薔薇が咲く季節にぜひ訪れたいです。



# by paris-papermoon | 2009-08-15 00:00 | Paris 2009

Paris 2009 7ème jour マカロンを買いに 【Ladurée Royale】
Paris7日目の朝。7時起床。

Parisへ来てから毎日休まずに歩き回っているので、少々疲れを感じる朝。
足のふくらはぎはパンパンに張っているし、曇り空が多かったとはいえ毎日外に出ているので、日焼けで体にはブツブツが…(紫外線アレルギーなのです)。
普段運動を全くしないわたくし、きっと体がビックリしているのだろう。頑張れ、私!!

さて、気合いを入れたところで日課であるお天気チェック。カーテンを開けると綺麗な青空が広がっていた! 待ってたよ~♥
久しぶりに見るParisの雲ひとつない青い空。一気にテンションも上がります!!
急いで身支度をしてお出かけしなくっちゃ~。


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と、その前に、今日のおめざ。

旅行中ハマって食べていたもののひとつ、ボンヌママンのヨーグルト。
ヨーグルトの底にはフランボワーズなどのコンフィチュールが入っていて、とっても美味しいのだ♥
ほかにもアプリコットのコンフィチュールなどもあって、どれも美味。
容器も可愛くてお気に入り。日本でも輸入してくれないかなぁ。

さてさて、本日も昨日に引き続き、美術館をめぐる予定。
効率よくいろんな場所を回るために、昨日の夜はシミュレーションをしておいた。
まずは、おやつを買いに近くのLADURÉEへ向かいます(美術館とは何の関係もないよね…)。


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毎日お店の前を通っているLadurée Royale店
その美しいディスプレイにうっとりし、毎日写真を撮りまくっている私に夫はかなり呆れている様子。
そして今日はお店のディスプレイが変わっていて、またまたテンションup!!
そんなわけで、呆れる夫をよそにまた写真を撮りまくる私なのだった(笑)。


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以前のペールグリーンのディスプレイもLADURÉEらしくて素敵だったけれど、今回のピンクとイエローの組合せもロマンチックで素敵♥

いつ来ても、Parisのお店のディスプレイのセンスには感動する。
お店だけではなく、公園の花壇の花々の色づかいなどもセンスがあって本当に素敵なのだ。
どうやったらそんなセンスが身につくのかな…。
でも、美しい景色や素晴らしい美術館が街中に溢れているこの街で暮らせば、そんな美意識はおのずと育っていくのだろうな…。なんて羨ましい環境なのだろう!


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さて、思う存分写真を撮ったところでお店の中へ。

マカロンを買うには、まず店員さんに個数を告げてから注文する。
今日は控えめに4つ注文。片言フランス語がなんとか通じたので良かった♪
お客さんも少なくて、速攻でお買物は終了。

おやつを手に入れニンマリしつつ、楽しみにしていた素敵な場所へと移動します。



# by paris-papermoon | 2009-08-09 00:00 | Paris 2009

Paris 2009 6ème jour 名画に酔いしれる午後Ⅱ 【Musée d'Orsay】
つづいて上階へ。

上階もモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ドガなどの素晴らしい作品が並びます。
絵画にそう明るくない私でも知っている有名な作品ばかり!!


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ゴッホが亡くなる直前に描いた『オーヴェル・シュル・オワーズ教会』。
暗い印象を受けることもありますが、色彩が美しくて私は好きです。不遇の人生を送ったゴッホ。一体どんな気持ちでこの絵を描いたのかな…。


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モネの『日傘の女』

右向きと左向きの絵が並べて飾られています。
フランス人が日傘を差すなんてめずらしい…なんてこの絵を見て思うのは、私だけでしょうか!?
モネの妻が亡くなった後に描かれたこの2点の作品には、人物の顔が描かれていません。
最愛の妻を亡くした悲しみで描くことが出来なかったとも言われていて、なんだか切ない…。


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大好きなシスレーの絵。
『洪水と小舟』の絵も見られて嬉しかったな。


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ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
なんて楽しくて幸せそうな絵なのだろう! この絵の中に入って一緒に踊りたくなるようだわ♡
木漏れ日の光がとっても美しくて、しばらくぼーっと眺めてしまいました。


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上階から全体を見渡したところ。

オルセーの建物は趣きがあってとても素敵です。空間そのものを楽しめるMusée。
アーチ型のガラス張り天井からは自然光が差し込み、とても美しい…。
次回は中階にあるエレガントなレストランで食事をしたいな(また来る気マンマン)。


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中階にあるフランソワ・ポンポンの『白熊』

なんてカワイイの♡
ここまでシンプルな曲線で白熊を見事に表現しているのはスゴイ!!の一言です。
ポンポンという彫刻家の名前自体がカワイイ。ふふ。


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そして最後はロダンの『地獄の門』

結局、閉館時間ギリギリまでオルセーを堪能しました。
(最後にトイレに行ったら閉館時間になり締め出されました。笑) でも3時間の滞在はやっぱり短かったな。次回はもっとゆっくり時間をとって訪れたい!

宝の山だったオルセー美術館。やっぱりParisの美術館はスゴイ! と感じた一日でした。



# by paris-papermoon | 2009-07-30 00:00 | Paris 2009

Paris 2009 6ème jour 名画に酔いしれる午後Ⅰ 【Musée d'Orsay】
少し早めの夕食を食べ終えたところで、楽しみにしていたMuséeへと足を運びます。

Métro4号線でモンパルナス・ビアンヴニュ(Montparnasse Bienvenüe)駅へ、そこから12号線に乗り換えソルフェリノ(Solférino)駅で下車。


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ソルフェリノ駅を降りてすぐの場所に、素敵なパティスリーがありました。
ショーウィンドウに並んだ美味しそうなケーキに釘付け♡ Muséeの帰りにまだお店が開いていたら、買って帰りたいな。

さてさて、向かったのは印象派の殿堂、オルセー美術館(Musée d'Orsay)です。
本日木曜日は夜遅く(21時45分)まで開いているので、この日に訪れることにしました。
入口に人が並んでいましたが、ミュージアム・パスのおかげですんなりと入場。持っていて良かった♪


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オルセー美術館の大時計。

オルレアン鉄道の終着駅だったオルセー駅を改装して開館されたオルセー美術館。
なるほど美術館の館内は駅舎の面影を残していて、その建物自体が芸術品のよう。
ではでは、地上階から見ていきましょうか。


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ドミニク・アングルの『泉』


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アレクサンドル・カバネルの『ヴィーナスの誕生』

白く透き通った肌や、なだらかな曲線美。
どの角度から見ても薄目を開けているヴィーナスから見られているような…?
有名な絵画を真近で見るというのは、とても素晴らしい経験ですね。
それにしても、この時代の絵画に描かれている女性はふくよかな人が多くて、ミョーに安心感を覚えてしまう(笑)。


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カルポーの『ラ・ダンス』

この作品、とっても好きです。
なんだかみんな表情が生き生きとしていて、楽しそうなんだもの♪ 私が生まれるちょうど100年前の作品ということも気に入った理由(笑)。


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横から見たらこんな感じ。躍動感に溢れている!
もともとはオペラ・ガルニエのために製作を依頼されたものなんだそう。
しかし現在オペラ・ガルニエにあるのは複製で、オルセーに所蔵されているのがオリジナルなんだとか。


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エドゥアール・マネの『オランピア』


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同じくマネの『笛を吹く少年』


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中央通路には彫刻が展示されています。
地上階部分は小部屋に仕切られていて、分野別、時代別に作品が収められています。
この大きな絵画も素敵だったな。しかし誰の作品か分からず…(汗)。


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有名なミレーの『落穂拾い』

麦の穂を拾って食糧にしている、農民の厳しい生活を描いたもの。静けさの中に、なんだか力強さも感じます。


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こちらも有名な『晩鐘』

教会の鐘の音に合わせて、祈りを捧げる農民の姿が描かれています。
一日の仕事の終わりに、ささやかな日々の暮らしに感謝の祈りを捧げる…。なんとなくミレーの作品には、郷愁のような感情を抱きます。
厳しい環境の中で暮らす、素朴な農民の暮らし。本当の豊かさとは何かを考えさせられるような…。
農耕民族である日本人の血がそう感じるのでしょうか。

さて、次も見どころ満載の上階へ移動します。



# by paris-papermoon | 2009-07-28 00:00 | Paris 2009